高知県はその面積の84%を森に囲まれ、四万十、仁淀と水質の高い川を擁する、深い自然に恵まれた土地です。雨量も豊富で、昔から良質なお米が作られていました。 しかし農業生産者の高齢化や後継者不足などにより、多くの棚田が失われていっています。
明神ファームが農業を始めたきっかけは、「藁焼きたたき」の藁を確保するためです。 休耕田を借り受け、近隣の農家の方から農作の仕事を教えてもらいながら、荒れた棚田を再び拓き、稲を植える。藁を乾かす「稲木」など、 古くから行ってきた作業も教えてもらい、良いものは継承するよう、大切に行っています。「たたき」のために取り組み始めた活動は、いま、地元の人々の協力を得ながら「美しい風景と、継続できる暮らし」を創る活動を目指して、拡がりつつあります。
棚田の水源を遡って山に入ると見ることができる「轟の滝」。
木と雨量の豊富な高知の山地ならではのきれいな水。→
↑棚田の水源を遡って山に入ると見ることができる「轟の滝」。木と雨量の豊富な高知の山地ならではのきれいな水。
田植えや稲刈りは、明神水産の営業、事務、飲食店舗の店長、調理スタッフなど、さまざまな部署から集まって、行っています。